北海道支部機関誌 目次

The Hokkaido American Literature Society

日本アメリカ文学会北海道支部


『北海道アメリカ文学 24号』 2008 目次

【特集】 アメリカにおけるユダヤ的なるものをめぐって

  本城誠二 まえがき

  高橋吉文 ユダヤ人仕立屋

  羽村貴史 記憶への回帰――I・B・シンガー『悔悟者』

  加藤隆治 Matisyahu: The Most Successful Hasidic Hip-Hop Reggae Star on the Planet

  本城誠二 Blackface, White Skin――『ジャズ・シンガー』と人種の政治学


【研究論文】

  Tatsuro Ide,  Between the Universalist State and the Outside: “America” as Double Community
           in William Faulkner's “Red Leaves.”


【書  評】

 伊藤  章著 「木と森と大平原と――『おばさん』に見る原型的想像力」
   松本昇・横田由里・稲木妙子編 『木と水と空と――エスニックの地平から』 (金星堂、2007)所収
――――宮下雅年

 羽村貴史著 「女性とホロコースト――ルスティクとオジックの小説を中心に」
   鷲津浩子・宮本陽一郎編 『知の版図――知識の枠組みと英米文学』 (悠書館、2007)所収
――――伊藤  章

 岡崎  清著 「『この家に火をつけよ』――失われた南部に戻ること」
 小古間甚一著 「三つのナット・ターナー物語を読む」
   大浦暁生監修、中央大学スタイロン研究会編  『ウィリアム・スタイロンの世界』
   (中央大学出版部、2008)所収
――――羽村貴史

 日本ウィリアム・フォークナー協会編 『フォークナー事典』 (松拍社、2008)
――――上西哲雄

 鎌田禎子著 「愚か者の物語――エドガー・アラン・ポーの『タール博士とフェザー教授の療法』」
   長尾輝彦編著 『文学研究は何のため――英米文学試論集』 (北海道大学出版会、2008)所収 以下同
――――本荘忠大

 久保拓也著 「男を作るものは何か――サミュエル・クレメンズと男らしさの病」
――――本荘忠大

 松井美穂著 「欲望とアイデンティティの物語――カーソン・マッカラーズの『黄金の眼に映るもの』」
――――羽村貴史

 新関芳生著 「変奏されるロボトミー――テネシー・ウィリアムズの劇作品における〈移動〉と〈静止〉」 
――――高橋克依

 山下興作著 「〈夫婦〉をめぐる物語――アーサー・ミラー作『転落の後に』試論」
――――高橋克依

【翻訳書紹介】

 野口忠昭・羽村貴史訳 アルノシュト・ルスティク著 『愛されえぬ者たち――ぺルラ・Sの日記より』
   (吉夏社、2007)
――――(編)

 平石貴樹編 『しみじみ読むアメリカ文学――現代文学短編作品集』 (松柏社。2007)
――――(編)

 木村淳子 ・ ドロシー・デュフール共訳 ロッテ・クラマー著 『ロッテ・クラマー詩選集』
   (土曜美術社出版販売、2007)
――――(編)

 平野温美・鳴島史之訳 カールトン・スティーヴンズ・クーン著 『世界の狩猟民――その豊饒な生活文化』
   (りぶらりあ選書/法政大学出版局、2008)
――――(編)



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